先日、医療系の資格試験を受けてきました。
文系の私にとっては全く基礎知識ゼロの分野で、試験を受けようと決めてから、本屋で参考書を開いてみてビックリ(゚д゚)!
長いカタカナの羅列でチンプンカンプン。。。。
全く覚えられる気がしない。。。
とうてい合格する気がしない。。。
一瞬途方に暮れましたが、以前チョンミョンソク牧師先生が話された言葉を思い出し、気を取り直してテキストを買い、試験勉強を始めることにしました。
その先生の言葉とは。。。実は細かいところは覚えてないんです。
なぜなら中高生向けの勉強方法に関する話だったからです。
この年になって試験勉強することなんて滅多にないので、ふうんと聞き流していたんです。
ただはっきりと覚えている話の核心は
「勉強は繰り返すこと」
でした。
人は忘れるものだから、繰り返しやらなければならない、という話でした。
ちょうど今週の主日礼拝の説教でも同じような話がありました。
「知恵とは、『目的のために繰り返しながら各自のぼること』です。行なう人が知恵をもらった人です。
一度でできなければ、またやり、またやれば、できます。そうしたらもっとよく学び、悟り、会得してやるようになります。
もし『一度で全てやりなさい』と言ったら不可能で、負担になり、大変でしょう。しかし『何度もやりなさい』と言ったら、やりながら経験もし、学んで、自信があるでしょう。できます。次元を上げながら繰り返すことです。」(2023年10月1日 主日礼拝)
今回の資格試験も、自分の考えでは到底受かる気がしませんでしたが、「繰り返し」やればできるんじゃないか?と思えてきて、受けてみることにしました。
ちなみに人は忘れるものだと言いましたが、19世期のドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス氏により提唱された「忘却曲線」というものがあります。
彼が行なった実験の結果によれば、人間は学習後20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れ、1日後には74%忘れ、1週間後には77%忘れ、1カ月後には79%忘れてしまいます。
一方、カナダのウォータールー大学の研究結果によれば、学習した内容を24時間以内に10分間復習すると記憶が100%戻り、その後は1週間以内に5分間の復習、1ヶ月以内に2~4分間の復習で記憶が100%戻ったそうです。
つまり記憶するには「復習=繰り返し覚えること」が必要なわけです。
なので、私は試験勉強を始める時、何度も復習できるように余裕を持って計画を立てました。
本屋で参考書や過去問題集を見ると「30日で一発合格!」とか「7日間でうかる!」とか書いてあるんですが、私はこの日数を参考にしません。
確かに東大にも1回本を読むと全部覚えられる、みたいな天才がいたりしますが、凡才の私は2回、3回読んでもなかなか脳に定着してくれません。
だから「30日で合格」と言われたら、私は90日くらいやります。
1度覚えたことをすっかり忘れている自分に驚きながらまた覚え、また忘れている自分に呆れながらまた覚え、、、しているうちに覚えられます。
奇跡のような勉強法はありません。
自分は頭が悪いから合格は無理、、、ではなくて、頭が悪いから合格するためには◯倍の時間と努力が必要だな、、、と考えて、ひたすら繰り返すのみです。
私が今回受けた試験では、日々復習した結果、120点満点中118点を取ることができました。
出来るまでやったから出来た、、、それだけです。
1度でできない自分に落胆せず繰り返しやっていけば、グルグル同じ所を回っているようでも、らせん階段を上るように次元が上がっていき、気づけば目的地に到着しています。
人間は忘却の生き物だということを前提に、繰り返し復習すること、それが試験合格の必勝法だと思います。