これ、今日のおやつです。
柿を干したものです(え?おばあさんみたい?)。
ケーキやクッキーも大好きですが、普段のおやつはなるべく自然に近いものを食べるよう心がけてます。
柿というと、私には忘れられない思い出があります。
大学生の時、教会の東大生7人くらいで韓国の月明洞に行ったことがありました。
月明洞とはキリスト教福音宣教会の創始者であるチョンミョンソク牧師(以下、先生)の生まれ故郷で、みんなが礼拝を捧げたり、運動したりできるように聖殿や運動場がつくられています。
私たちは数日間月明洞に滞在しながら、先生が御言葉を伝えられる時は聞きに行ったり、運動なさる時は一緒に運動したり、また周辺の山を散策したり、馬に乗ったり、自由に楽しく過ごしていました。
ある時、私たちが運動場を横切っていると、先生がゴルフカーで近づいてこられ、かごいっぱいの柿を差し出しながら「食べてね」とおっしゃり、また光のごとく去って行かれましたww
先生が直接持ってきてくださるなんて!私たちは大喜びで、完熟した甘い柿を美味しくいただきました!!
そして翌日、先生がお話しされているのを聞いていたら、また私たちを呼んで下さり、今度はあけびの実を下さいました。
私はあけびを食べたことがなかったのですが、先生が
「中の部分を飲み込むんだよ、種は噛まないで」
と教えて下さり、その通りにして食べたら、とっても美味しかったです!
そしてとうとう帰国の日。
先生が朝、運動場で御言葉を伝えてくださっている時、私たちは飛行機の時間があるので、途中で帰らなければいけませんでした。
私たちは先生に会釈だけして運動場を離れましたが、先生は子どもを見送る親のように何度も何度も私たちに目を向けてくださっていました。
教会の韓国人メンバーが私たちを駅まで送ってくれたのですが、車に乗っていた段ボールを指して
「先生が東大生にあげなさいと梨を下さったので、召し上がって下さい」
と!
段ボールには丸々と大きな梨がいっぱい入っていました。
段ボールいっぱいの梨は、駅までの短い時間では到底食べきれませんでしたが、一人一個ずつ感謝していただきました。
月明洞には多くの人が訪れていたし、先生は休む間もなく働いていてとても忙しそうでしたが、日本から来た私たちに少しでも良くしてあげようとしてくださった心が感じられましたT T
今も柿や梨を食べると、あの時の先生の優しさが思い出されて心がほっこりするのです。